2008年 07月 27日 ( 1 )

大切にしたい木のこと

現在、日本でいう木造住宅とは、鉄骨・鉄筋コンクリート以外のものであれば、それを構成しているものが木であれば、2×4、輸入住宅、集成材、外国産材などそれらすべての住宅も、現代の社会では木造住宅と称され、通用しています。
私たちの住む日本は、世界の他の国に比べて、四季の変化はあるものの、高温・多湿で気候条件の厳しい国と言えます。
家の材料の木の産地がどこか?なんて考えたことはありますか?
外国で育った木が、全く環境の異なった日本にやってきて、それが材料として適しているのでしょうか?
その土地で育った木が、その土地で使われてゆくのが、本来のあるべき姿だと考えます。日本で育った木が日本の環境条件に最も適しています。
日本で木材として使用する場合に、日本の環境に適用するものと、適用しないものがあります。
外国で育った木が安いからとか、たくさん取れるからという理由で輸入されたり、一時の流行である「木」が商品として売られる為に他の国で、過剰に森林伐採され環境破壊されたり、隠れるから集成して柱にしてたくさん使ってもらおうと、工場生産され私たちの家に安易に使用されているなら、こんなに怖い事はない…とすら思ってしまいます。ですから、建物を構成している「木」には、国産材を使用しています。
日本のそれぞれの山で育った木は、山を離れて、新たなる役目を果たすために
私たちのもとへやってきます。節とは枝のことであり、節の無い木というのは枝の無い木になるわけで、
立ち木の状態では枝があって、曲がって、分かれて育つのは自然の流れです。
真っ直ぐな木や節が無いのを好むのは人間の勝手な都合かもしれません。
枝のたくさんついていた木や色の良し悪しなどそれはさまざまですし、それぞれ個性があります。
長い年月を掛けて育ってきたと思うと、私たちはそこに命を感じます、そして私たちの作業場に運ばれた木は、適材を適所に1本1本振り分け、そして大工さんの手によって刻まれていきます。
手で刻み、丁寧に組まれて建った家は非常に頑丈な家になります。
土壁も、手刻みによる方法もどれも時間が掛かりますが、家とは本来、建て主さんと職人さんとによって、ゆっくり創りあげていくものではないでしょうか?
時間をかけた家はおのずと出来上がりも変わっていきます。
そして出来上がった時の喜びは建て主さんと共に味わい、その後の信頼関係につながっていきます。
一つの職種や職人が強調、主張される空間は望みません。それぞれの職種の仕事が一体となって調和してひとつの空間を生み出しているのが、バランスがよく、美しい空間であると考えます。
それは、いつまでも飽きのこない空間となり、家族と共に時間を経過し、味わいを増してゆきます。
[PR]
by asu1374 | 2008-07-27 07:38 | 明日桧の家 | Comments(0)


三重県四日市市で木の家づくりをしている「あすなろ」です。父の病をきっかけに「家づくりだけでは人は幸せになれないと気づき、“食”にこだわる工務店として、お施主様と共にいろいろな取組をしています。


by 鈴木和孝

プロフィールを見る
画像一覧

おすすめ

最新の記事

納骨してきました
at 2018-12-10 21:15
あすなろkitchenマルシ..
at 2018-12-09 20:13
あすなろkitchenマルシ..
at 2018-12-06 23:14
地盤補強工事
at 2018-12-05 22:33
あすなろkitchenマルシ..
at 2018-12-04 22:16

画像一覧

カテゴリ

全体
住まい
生活
日常
建築
etc
明日桧の家
四日市の土地
書籍
畑・野菜
食べもの
お知らせ
asunaro Hut

最新のコメント

ame-no-michi..
by asu1374 at 21:24
多くの方に投票に行ってほ..
by ame-no-michi at 13:02
> ame-no-mic..
by asu1374 at 09:28
古びて古美るものは美しい..
by ame-no-michi at 06:43
ame-no-michi..
by asu1374 at 06:45
確かにこの時期の板金施工..
by ame-no-michi at 06:03
家の実家毎年梅干漬けてま..
by asu1374 at 23:07
室山の実家の梅干しおいし..
by at 11:44
ame-no-michi..
by asu1374 at 20:37
ご採用及び接写のアップあ..
by ame-no-michi at 09:34

記事ランキング

以前の記事

2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2006年 04月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 07月
2005年 06月

外部リンク

検索

ファン

ブログジャンル

住まいとくらし
建築・プロダクト